しみまちゃんねる

心理士が書きたいことを書いてるノート

言葉の効力

「あなたとお話できてよかったです」

 

と言ってもらえたら嬉しい。

 

けど、少しだけ、

 

ほんの少しだけ、

 

「ただ喜ぶのは違うかも」という

隙間を残しておく。

 

 

 

疑う、とは違うんだけれど。

 

 

 

 

 

人は簡単に嘘をつけてしまうから。

 

 

人は簡単に、

自分で自分にも嘘をついてしまうから。

 

 

言葉は、心を表現する手段であって、

心そのものじゃない。

 

 

 

ブレることもあるだろう。

少しずつ色や形が変わったり、

正反対な言い方をしてしまったり、

自分でも思いもよらない表現に

なることだってあるだろう。

 

 

 

それらを、全部が全部、

正しく汲み取れているとは、、到底思えない。

 

 

 

 

だから、言葉や心には

敬意を払っていたい。

 

 

 

「畏れ多い」という感覚、

いい意味での畏怖を、

 

常に忘れず、保持していたい、な。

 

 

 

 

いつも反論してる人

は、

 

世の中、

受け入れられないことばかりなわけじゃん?

 

いつも、何を聞いても、

「は?違うだろ」って思うわけじゃん。

 

 

 

それって、、なんか、、切ない。

 

 

 

たぶん、すごく真面目で、

真っ直ぐな人なんだと思うんだよ。

 

 

ただ、垂直すぎるというか、

直線的すぎるからこそ、

 

 

すごいとは思われるけど、

受け入れられる人、頼ってくれる人は

少ないかもなぁ。

 

 

きっと、

いい観点をたくさん持っているのに

もったいない。

 

 

 

 

 

どういうとき、

「よかった」って思うんだろう。

 

自分の助言のおかげで、

"よい結果" が出たとき?

 

 

 

 

 

 

それならいいんだ。

 

それならいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落胆させられてよく怒ってる人

基本的に、

 

いつでも相手のために「してあげたい」

という気持ちで行動してるんだよね。

 

 

だから

期待に反した返答がくると

「それだけ?」「なにそれ?」ってなる。

 

 

見返りがあるものだと思っている。

 

 

 

つまり本当は、、

 

相手のために捨て身で選んだ

言葉や行動じゃなかったってことだ。 

 

 

「私はこんなに優しいんだよ」

「ほら嬉しいでしょ」って確信があって

決め球を投げていただけだ。

 

 

 

 

 

えぇ、

 

私も前そうだったから、わかるよ。

 

 

 

 

自殺の相談

受けてみて、これは別物だと思った。

 

 

実際に、明確に、困窮していて。

お金が必要だったり、仕事が必要だったり、

障害や苦手さへの配慮が必要だったり。

 

あとはハラスメントやいじめ。

本当に何も言えてなくて、

本当に助けになってくれる人がいなくて、

それを脱出する見込みを持てない状況。

 

 

 

 

ぶっちゃけ、

心理士の私にはお手上げです。

全然お役に立てません。

 

 

気持ちをきいて、明確化して、整理して、

どうこうできる問題じゃない。

話なんかしてる場合じゃない。

 

 

支援や制度の申請したり、

関係者をもっと巻き込んだり、

していかないと。

 

今日を、いまを、生き延びて。

 

 

 

 

 

無力すぎて、ツライです。

 

 

 

 

 

 

自殺相談を専門にしている機関は、

本当に自殺に特化して、聞くのがうまいし、

現実的な選択肢を提案してくれます。

 

そちらで、いい相談員に繋がれますように。。

 

 

 

 

スーパーバイザーの存在意義

そもそも

 

「スーパーバイザーというものは

 何のために、どうあるべきか」

 

というところを自分なりに固めずに

スーパーバイザー(以下SV)を担ったら

どういうことが起こりうるか。

 

 

 

きっと各々、

何らかの信念を持って

指導をするわけですが、

 

何を「正しい」と据え、

どういう人を育てたいのか、とかは、

オープンにしておいたほうがいいし

(いつでも誰でもアクセスできるくらい)、

 

SVを受けるなら、事前に聞いておいたほうがいい。

 

 

 

そういう

根本的なところがズレているのに

いくら指導しても/されても

時間がもったいないのでは、と思う。

 

 

というか、なんというか。

 

 

わかり合いたいと思えない人同士が

「私のやり方は間違ってない」と

相手に認めさせたくて

必死に主張しあって、でも平行線とか…

 

 

なんか傍から見てると滑稽だよなと

思ってしまった。

 

 

 

うん、避けたい。

 

 

 

 

 

 

 

作動記憶の観点から人間を分類する

ワーキングメモリとは、

ぱっと言われたこと/見たことを

ぱっとおぼえとく記憶のこと。

 

 

 

言われたこと、

つまり耳のほうがいい人は、聴覚優勢型。

 

見たこと、

つまり目のほうが得意な人は、視覚優勢型。

 

数回でそのまま覚えてしまう人は、

丸暗記タイプ。

 

理解や納得しないと覚えられない人は

処理必須タイプ。

 

上の4つ、全部できちゃう人、

もしくは全部同じくらい苦手な人は、

混合型 混合タイプ

 

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ちなみに私は

聴覚優勢型 処理必須タイプ。

 

社会の資料集を見たまんま覚えるなんて

絶対出来なかった。

 

興味ない授業で先生にマシンガントークされても

何も理解できなかった。

 

頭の中、断片的に言葉のカスが残ってるだけで

何も繋がらない。面白くない。

焦る、ツライ。

なのに「質問は?」と聞かれる苦痛。恥。

 

 

 

私の得意は

現代文、漢字、文章の推敲、

倫理学、哲学、英単語、

ワード、エクセル。

これらには意味が伴うから。

 

「もしかして〜なんじゃね?」

「〜すればもっといんじゃね?」って

自分で意味を見出すこともできるから。

どんどん先に進んでいけた。

 

 

 

一方、

「一切記憶にございません」なのは

数学Ⅱ・B、歴史、生物、英文法、諸々。

 

そのまま覚えるとか、

そのまま公式使うとか

(そもそも公式が覚えられない)、

試験まで時間がないから

とりあえず書いて覚えるとか、

そんなことは不可能。

 

説明のうまい先生の授業では、

「おぉ、なるほど」って

そのとき、その一瞬一瞬は、思ったよ。

 

でもさ、その後に何も思い出せなかったよ。

 

 

 

そんなわけで

高校時代に判明した

苦手なことは潔く切り離して、

私は心理学部に入った。

 

大学の成績は、とってもよくて、

徐々に自信が回復してきた。

 

 

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つまり、

 

自分の脳の特性を知って、

その特性にあった学習方法を

選択できたらいいよね、

 

 

ということを、私の事例を通して

伝えたかったのでした。