しみまちゃんねる

心理士が書きたいことを書いてるノート

作動記憶の観点から人間を分類する

ワーキングメモリとは、

ぱっと言われたこと/見たことを

ぱっとおぼえとく記憶のこと。

 

 

 

言われたこと、

つまり耳のほうがいい人は、聴覚優勢型。

 

見たこと、

つまり目のほうが得意な人は、視覚優勢型。

 

数回でそのまま覚えてしまう人は、

丸暗記タイプ。

 

理解や納得しないと覚えられない人は

処理必須タイプ。

 

上の4つ、全部できちゃう人、

もしくは全部同じくらい苦手な人は、

混合型 混合タイプ

 

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ちなみに私は

聴覚優勢型 処理必須タイプ。

 

社会の資料集を見たまんま覚えるなんて

絶対出来なかった。

 

興味ない授業で先生にマシンガントークされても

何も理解できなかった。

 

頭の中、断片的に言葉のカスが残ってるだけで

何も繋がらない。面白くない。

焦る、ツライ。

なのに「質問は?」と聞かれる苦痛。恥。

 

 

 

私の得意は

現代文、漢字、文章の推敲、

倫理学、哲学、英単語、

ワード、エクセル。

これらには意味が伴うから。

 

「もしかして〜なんじゃね?」

「〜すればもっといんじゃね?」って

自分で意味を見出すこともできるから。

どんどん先に進んでいけた。

 

 

 

一方、

「一切記憶にございません」なのは

数学Ⅱ・B、歴史、生物、英文法、諸々。

 

そのまま覚えるとか、

そのまま公式使うとか

(そもそも公式が覚えられない)、

試験まで時間がないから

とりあえず書いて覚えるとか、

そんなことは不可能。

 

説明のうまい先生の授業では、

「おぉ、なるほど」って

そのとき、その一瞬一瞬は、思ったよ。

 

でもさ、その後に何も思い出せなかったよ。

 

 

 

そんなわけで

高校時代に判明した

苦手なことは潔く切り離して、

私は心理学部に入った。

 

大学の成績は、とってもよくて、

徐々に自信が回復してきた。

 

 

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つまり、

 

自分の脳の特性を知って、

その特性にあった学習方法を

選択できたらいいよね、

 

 

ということを、私の事例を通して

伝えたかったのでした。