塵が積もって山どころじゃない

ふと立ち止まってみると、

たくさんのホコリがついていて

たくさんのカスが落ちてきて

随分長く、ひたすら稼働していたらしい。

私は基本的に、ヒトが好きではない。

うるさいし、

理解できないことも多いし、

ムチャ言ってきたりするし、

とにもかくにも、やかましすぎる。

それは、刺激が多いということ。

たくさんの刺激を受け取りながら、

日々、いや毎時毎分、

矛盾や違和感を拾って、

相手と確認しあう作業をするわけなんだけれど、

なんかその、取りこぼし的なやつが

少しずつ溜まってくる。

順調に回ってる間は、

「あれ、あぁいう意味だったんか！」

「あーーうん、あれは私が悪いわ」

「んん？変なこと言ってたぞ？」って、

お米といでいるとき

化粧してるとき

洗濯物干してるとき　とかに

パッと出てきてさ、

ひとつひとつ、大切にお片付けしてくんだ。

私にとっては、

その時間が、そんな機会があることが、

本当に好きなんだ。

基本的に好きじゃないからこそ、

「でもあの人には、次こう伝えよう」

「ちゃんとお礼言わなきゃな」とか、

そうやって思えている自分がいるのが、

救いです。

まだ生きようと、生きたいと、思えます。